| 「悪魔と神」研究資料 |
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| 初めに: 今でこそネット言えばインターネットを指し示す言葉として使われていますが、十数年以上前まではもっぱらパソコン通信を意味する言葉として使われていました。パソコン通信とは有体に言えば「パーソナル-コンピューターどうしが電話回線などで結ばれて情報を交換し合う方式」のことで、インターネット(複数のコンピューター-ネットワークを相互に接続して、全体として一つのネットワークとして機能するようにしたもの)とは異なり、それぞれのネットワークは独立形態で運営されていました。 その中でも富士通系列のNIFTY-ServeとNEC系列のPC-VANは日本で一二を争う会員を集めると共にサービスに凌ぎを削っていましたが、双方の運営体制には大きな開きがありました。それはNIFTYは会員への管理志向が強かったのに対し、もう一方のPC-VANは会員の管理がないにも等しい状態でした。 悪魔と神のハンドルを名乗る人物は、PC-VANが商用に転向して数年後に参加してきました。登場初期は特に目立った様子はなくありふれたネットワーカーの一人でしたが、日を追うごとに次第に悪魔と神らしい特色が際立つようになり、良くも悪くも人目を引くようになりました。 そしてその結果、悪魔と神を中心とした大きなうねりが発生し、人々は悪魔と神ともども歴史的運命に向かって突き進んでいくことになります。 資料について: 「悪魔と神」は当時パソコン通信に参加していた人にとっては懐かしい人物のひとりですが、数年の活動期間であったために限られた人にしか知られておらず、歴史の中に埋没してしまう宿命を背負っています。しかし悪魔と神の名を忘却の彼方に追いやってしまうには忍びない(もしくは抵抗のある)人たちも存在していますので、良くも悪くも伝説として一人歩きしないようにするためには、実際の活動内容を資料として提示するのに勝るものはありません。 正直言って悪魔と神の評価の多くは決して好ましいものではなく、「女性蔑視」、「セクハラ」、「身障者差別」、「朝鮮人差別」といったことを始め、「常識を知らない」、「差別用語を平気で使う」などというものまで様々です。 そこで悪魔と神の実像把握には当時のログを直接読んでみるしかなく、またログを読んでこそ悪魔と神への評価が的を射抜いたものかどうかも判断できるだろうとの思いから、これまでに収集したログを公開し悪魔の神の名を知らない人にも読んでもらおうと思い立ちました。 備考: 悪魔と神が消え去った後、生まれ変わりと見做された人が何人も現れました。古巣のPC-VANは元よりNIFTYやASCIIなどなどですが実態は定かではなく、悪魔と神「複数人説」まで囁かれました。その背景として「待望」「遺恨」「怨念」など様々な理由が考えられますが、いづれにしろ悪魔と神ならではの特有さを備えたキャラクターが現れたという話は伝わってきていません。 (2008/3 改)
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